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2011.09.16

円形脱毛症について
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文字通り、毛髪が円形にぬけた状態の脱毛症です。


前兆や自覚症状もなく、突然脱毛斑に気付く
ケースがほとんどです。

美容師さんに指摘されて初めて気付いた例も
よくあります。


大きさは様々ですが、貨幣くらいの大きさの
脱毛斑が、1か所から数箇所みられます。

悪性型といって、徐々に進行し、脱毛が
全頭部に及び、体毛も失われるタイプも
まれにあります。


ほとんどは数ヶ月で自然に治癒しますが、
甲状腺疾患等の合併症の場合もありうるため、
円形脱毛に気付いたら、まずは皮膚科医の
診察を受けて戴くことをお勧めします。


円形脱毛症の病態は、自己免疫疾患であり、
自らの免疫機構が誤って毛包を攻撃してしまう
ことで起こるとされています。


原因ははっきりと解明されていませんが、
ストレスにより自律神経のバランスが悪く
なることが指摘されています。

また、遺伝的要因もあると言われています。
近年の研究で8つの遺伝子の関与が明らかに
なっています。

アトピー素因を有する患者の割合が比較的
高い
ことも知られています。



治療法としては、内服薬、外用薬のほかに、
液体窒素で局所を刺激する治療、紫外線療法、
局所免疫療法、ステロイド剤局所注射などが
行われます。


円形脱毛症といえばストレス、と短絡的に
捉えられ、とかく軽視される傾向もあります。

しかし、前述しましたように、何らかの疾患が
潜んでいる可能性もありますし、進行性の経過を
たどるケースもあります。


また自然治癒も多い反面、再発する例も少なく
ありません。


よって、円形脱毛症に気付いたら、速やかに
皮膚科医の診察を受けることが何より大切です。


自由が丘皮膚科クリニック
院長 楠山法子


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2011.07.26

夏の髪と頭皮のダメージについて
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夏本番のこの頃、厳しい暑さの日が続きます。
強い紫外線と汗の影響で、夏はスキンケアに特に
気を使わなくてはならない季節ですが、髪と頭皮に
対しても同様と言えます。


まず、紫外線によるダメージです。
髪にも「日焼け」が起こることが解っています。
髪そのものは生命活動をしていない構造物ですから、
皮膚のように紫外線により炎症が起こることはもち
ろんありません。

しかし、髪を構成するケラチンと呼ばれるたんぱく
質は、紫外線によって変性し、キューティクルが傷み、
剥がれやすくなります。

髪にはいったん受けたダメージを修復する力は
ないため、次第に髪の内部も傷害されて、つや
を失いパサついた状態となり、枝毛・切れ毛も
起こってきます。


頭皮は髪で守られているので紫外線の影響は受け
にくいのですが、やはり長期的には悪影響が懸念
されます。UVケア製品や帽子などによる防御が
まずは重要です。


そして、汗によるダメージにも注意が必要です。
分泌された汗はアルカリ性に傾くため、弱酸性
に保たれた皮膚のpH値に影響し、細菌やカビ
等の繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
そのため、夏は頭皮の染症が起こりやすくなります。


また、気温が高くなると皮脂の分泌も亢進し、
毛穴に貯留して毛の成長を妨げたり、頭皮に
炎症が起こったり、フケが増えたりします。

こうした夏にうける頭皮のダメージが秋口の
抜け毛等の髪のトラブルにも繋がります。
予防のためには毎日の丁寧なシャンプーや
スカルプケアを心掛ける
ことが大切です。


自由が丘皮膚科クリニック
院長 楠山法子


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2011.06.21

気になる「頭のニオイ」について
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蒸暑い梅雨から本格的な暑い夏に向かい、髪や頭皮には
様々なトラブルを伴う不快なシーズンの到来です。

清潔志向の昨今は、特に頭のニオイが気になる方が
多いようです。


髪もニオイを吸着しやすいものですが、原因のほとんどは
頭皮のニオイです。



気温が上がると皮脂の分泌が増えるので、汗と相まって
頭皮はベタつきます。皮脂は酸化し、また繁殖した雑菌により
分解され、臭いの原因となります。よってこの時期は特に
丁寧なシャンプーが必要です。



汚れやべたつきの程度によっては、ャンプー前に
頭皮クレンジング
のプロセスを加える
のも一法です。
専用のヘアケア剤は市販されています。
また、シャンプー後のドライヤーも速やかに
行い、濡れたままの状態にしないことも大切です。


丁寧にケアしていても、また夏場でなくても
頭皮のニオイが気になる場合もあります。



フケ症ないしは脂漏性皮膚炎では、皮脂と
フケが多く、また痒みのため頭皮を掻き壊し
炎症が起こり、雑菌が繁殖しやすい環境となり、
通常のケアを行っていてもなかなか改善しません。


皮膚科での然るべき治療を必要とすることも
あります。


頭皮のニオイを防ぐには、皮脂への対策が
ポイント
となります。

皮脂の過剰な分泌を抑えるには、脂肪分
(特に動物性)の多い食事は控えるべきです。
バランスの
良い食生活で、ビタミン不足に
ならないよう留意します。


また、過剰な洗髪も逆効果な場合もありますから、
ヘアケア剤等を使って頭皮を適度に保湿することも
意識する必要があります。


して、ストレスも皮脂分泌の増加に作用します。
ゆったりと頭皮マッサージなど行いながら、
リラックスできる時間を設けて下さい。


自由が丘皮膚科クリニック
院長 楠山法子


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2011.04.19

白髪について
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髪が様々な色調を呈するのは、毛母にある色素細胞が
造るメラニンによるものです。

加齢によってこの色素細胞にメラニンを造る能力が衰
えてくると髪は白髪になってきます。


常40歳代でこうした変化は起こり始め、徐々に進行します。
俗に若白髪と言われ、30歳代初期に白髪がかなり多くなる
ケースもありますが、それは遺伝的な背景に基づくものと
みなされています。



つまり、何歳ごろから白髪が現れるかは、遺伝的にほぼ決定
しているということです。それ故、サプリメントや外用剤で
白髪の発生を止めたり、遅らせたりすることはできないと
されています。



ただ、白髪の発生については、未だ解明の途上にあり、
各方面からの研究が進められているところで、例えば、
白髪の発生に関わる特定遺伝子や色素細胞を生み出す
幹細胞に関する研究が発表されています。



つい先ごろにも毛包幹細胞の作り出すコラーゲンに
白髪を防ぐ働きがあるとの研究成果が科学誌に掲載
されました。



今後、こうした最先端の研究から白髪の予防に有効
な手段が見出されることは大いに期待されますが、
現在のところは、白髪が増えてきたら毛染めを行う
ほかには手段はないという事です。


しかし、毛染めを行うと染料の粒子が毛の皮質の
間に定着するために髪は硬く、ごわごわした手触
りになったり、ツヤを失ったりしてしまいます。
こうしたダメージを最小限にするため、より一層
ヘアケアに気を配る必要
があります。



色調やボリュームだけではなく、
髪の質感も印象を左右する要素
ですから、
マッサージ保湿等の
頭皮のケア
や、髪の生育に必要な
たんぱく質
ビタミンミネラル
といった栄養素過不足
なく摂ること
が大切です。



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2011.01.12

更年期障害による髪とお肌のトラブルについて
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更年期とは、卵巣の機能が急激に低下し、女性ホルモンの
分泌量が減少することを意味します。
それによって身体のあちこちに現れる現象が更年期です。
 

女性ホルモンは、女性が健やかに美しく女性らしくあるために
大きな役割を担うもので、肌や髪を美しく保つ働きがあります。
 

更年期にさしかかり、女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、
肌は弾力を失い、乾燥し、しみも増えてきます。そして閉経後は
こうした症状がさらに急激に進行します。


髪についても同様です。
うるおいが失われ、白髪も増えてきます。
こしのない細い毛になり、抜け毛も増えてしまいます。
 

エストロゲンの減少により、皮膚の細胞の新陳代謝は鈍くなり、
コラーゲンやエラスチンといった繊維成分の生成も低下し、
また、皮脂腺の働きも衰えてきます。
 

よって、肌も、そして頭皮も乾燥して弾力を失ってしま
います。
 

当然、髪の生育にも影響して、髪質の変化や、薄毛に
つながるというわけです。
 

また、エストロゲンには髪の成長を促す直接的な
働きもあるため、その減少により、抜け毛が増えて
しまう現象も起こります。


そして更年期におけるホルモンバランスの変化は
自律神経中枢にも影響を与え、それによって身体や
心の変調が引き起こされる場合もあります。
 

そうした変調がさらに肌や髪の状態にはマイナスに
作用してしまう可能性もあるでしょう。
 

こうした更年期障害に対しては、ホルモン補充療法を
はじめとした治療を医師に相談
すべきであるのはもちろんです。
同時に肌や頭皮、髪のセルフケアは更年期に伴う
さまざまなトラブルに対して、日々徹底していくべきです。
 

汚れはきちんと落とす、充分な保湿をする、紫外線ケアで
ダメージを防ぐ、蛋白質、ビタミン、ミネラルといった
必要な栄養素を過不足無く摂る、マッサージなどで血行を
良くするといった基本的なお手入れをこれまで以上に
心掛けていくことが大切です。
 

自由が丘皮膚科クリニック
院長 楠山法子


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